【 現 調 下 見 時 】
3年前から、1階廻りのほとんどを窓断熱改修して頂いたお客様より冬の間、『暖房の効きが変わり、日中だけでなく夜間・明け方も快適になりました・・・、でも2階の寝室が寒くて寒くて・・・、内窓付けられませんか?』と相談を頂きました。
既設窓は、トステム製アルミサッシ+単板ガラスの組合せです。
西側寝室腰窓のみ、他店様で取付けされたYKKAP製プラマードU引違い窓 5㎜厚の透明ガラスが取付けされていました。お客様へお聞きしたところ、寒さと西日対策で取付したようですが、余り効果・違いが感じられなかったそうです。
そこで取付されているプラマードUのフレーム部材は、もったいないのでそのまま再利用とし、単板ガラスから遮熱タイプのLowE複層ガラスへの交換をお勧めしました。
他の窓部分は、断熱化を目的として断熱タイプのLowE複層ガラスを組込んだプラマードUを新設することでご依頼を頂きました。
【 内 窓 新 設 工 事 後 】
◎サーモカメラ撮影時条件
2018年4月上旬のお昼頃
外気温 14.4度
和室室温13度、洋室室温14度、寝室室温13度
内窓新設直後
工事中のため無暖房
SP1は、各窓付近の内壁温度を示す
和室の2窓は、化粧格子入りスリ断熱LowE複層ガラスを組込んだ製品で取付しました。
和障子の時よりお部屋内が明るくなったそうです。
サーモ画像の白い色合いは、高温部分を示しています。
南面の3窓の直射日光が射している部分は高温になっていますが、窓全体の温度分布を見ると内窓フレーム部分もLowE複層ガラス部分も比較的に温度差が少ない事が分かります。
家の中で一番、熱の出入りが多い窓断熱改修をする事によってお部屋内の快適性が向上します。